野島小中学校の中にある茜島ふるさと資料館では、古くから島に残っている貴重な資料が保存してあります。また、野島が「茜島」と呼ばれている理由など、島に関する豆知識がたくさん載った冊子もありました。
海の通りから一歩内側に入り込むと、細い路地が広がっています。昔ながらの家々がひしめき合い、路地好きにはたまらないスポットではないでしょうか。たばこ屋の看板やたばこの自販機、井戸などもあり、人々の生活に密着したそんな路地だったことを想像させてくれます。
島のあちこちには花々が咲いています。それは自然の花だったり、花壇に植えられていたり、島の風景に彩りを添えています。写真は知らない花ですが、淡いブルーが周囲の深い緑、家々の濃い茶色と素敵な風景を作り出していました。
燈台へ向かう道で発見した廃屋です。山に向かうに連れてこのような廃屋(廃屋らしき建物)が目につくようになります。廃屋好きはなかなかマニアックですが、寂れた感じ、緑に飲まれる感じは、なんとも言えない味わいがあります。
野島の岸を守るテトラポッドの向こう側には、雄大な海が広がっています。右手の青々とした野島の木々と遠くにうっすらと見える島との対比は、まるで桃太郎などの昔話の挿絵のような光景を見せてくれます。
海水浴場とは反対側の堤防からの眺め。無数のテトラポットと青い海が広がる開放的な眺めはどこか人の心を癒す効果があるように感じます。夏場も海風を浴びて涼むことが出来ますが、日差しには充分に注意が必要です。
船着き場から津久美浜方面へ歩いていくと、「大笑い観音」を見ることができます。この観音様は笑い声の「ハ・ハ・ハ」の語呂合わせで平成8年8月8日に建立されました。観音様の笑顔は見る人を元気にしてくれます。
船着場に並ぶ船が、瀬戸内の穏やかな波と野島ののどかさを物語っています。広がる海と静かな港が田舎情緒を感じさせる場所です。ここへやって来た人やここから出ていく人へ想いを馳せると、野島の良さがわかってくるかもしれません。
まるで南国リゾートと勘違いしてしまうほど美しい海岸。ここは野島の海水浴場です。シャワーや更衣室はもちろん、キャンプやバーベキューができる設備もあります。夜になれば満点の星空と波の音が日々の疲れを癒やしてくれるでしょう。
高い場所へ行くと、連なる瓦屋根と瀬戸内海が見えます。山の中腹にあるお寺付近でもこんな絶景が撮れるんです。もっと高いところへ行くとどんな景色が見えるのか、ぜひ自身の目でお確かめください。